【レビュー】アイトス　ドクターコート(男性用)セミピーク型診察衣　861311

　レビュー第２弾は、AITOZ（アイトス）社製のメディカルウェア、ドクターコート(男性用)セミピーク型診察衣 861311です。

　私が長年探し求めていた「シングルボタン」「比翼仕立てでない」「着た時の軽やかな着心地」といった特徴を備えた素晴らしいドクターコートです。この上なくオススメできる診察衣についてレビューしていこうと思います。

特徴

　861311は特徴的な角のある襟（セミピーク）が独特のシルエットを生み出しています。

丈はスタンダードなロングコートのもの。バックスリットはやや浅めです。

　左胸ポケットは外側に縫い付けるのではなく内側にあるので外から見た時のフォルムがスッキリして見えます。左右腰ポケットは口が斜めになっており、自然な角度で手を入れることができます。ボタンは縦一列（シングル）で、４つ付いています。比翼仕立てになっていないので留めたり外したりが非常にしやすく気に入っています。同じ特徴を備えた診察衣としてナガイレーベン社製の「ドクタートップ TAP-65」があります。

　TAP-65との差別化点は使われている生地の違いからくる着心地の違いです。861311は着心地が軽やかで通気性もそこそこあるので、夏に着用していてもそんなに苦になりません。肌ざわりの良さも一般的な白衣（ポリエステル65%、綿35%）に比べて滑らかです。これは使用されている生地のストレッチツイル（ポリエステル 100%）の恩恵に預かるところが大きいようです。ストレッチの名を冠していることからも分かるようにある程度伸縮性があって動き易さに貢献しています。

　こうして比べてみると特徴的な襟の形状が分かると思います。

サイズ

　サイズは以下の通り（単位はセンチメートル）

　Mサイズを前回取り上げたコープ白衣（男性用シングル）と比較してみます。

　実験時の着用を想定したコープ白衣は大きめに作られているので、一見するとだいぶ差があるように感じられますが、861311は標準的な白衣よりも少し大きめに作られています。動きやすい布地で作られている分、ややタイトな場合でもそんなに動きにくくはないはずです。普段着のサイズと同じものを選ぶとちょうど良いでしょう。襟の形状が特徴的な分、一般的な白衣よりも胸元が大きく開いて見えるため、大きめのサイズを選ぶ場合は下に着るシャツやネクタイ、ケーシー、スクラブを考えて選ばないといけない点に注意です。

色

　カラー展開はホワイトのみとなっています。白の発色具合はオフホワイトのような柔らかなホワイトで、蛍光感はありません。ポケット部分など布が重なっているところ以外は若干生地が薄いので、鮮やかな色物を下に着ていると透けて見えることもあります。個人的にはサックスカラーをバリエーションに加えて欲しいですね。それくらい気に入っています。

価格

　希望小売価格は6,600円(税抜)（2020/06/15現在）。白衣の中ではお高めですね。ですがネット通販を利用すればもう少し安い価格で購入することができます。

販売サイト

ユニフォームタウン

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