【レビュー】大学生協コープ白衣 EC8000

　記念すべきレビュー第１弾は、大学生協オリジナルのコープ白衣 EC8000です。きっと大学生なら生協の売店で販売されているのを一度は目にしたことがあると思います。理系は実験が始まると白衣が必要になるので購入された方、購入を検討している方が多いのではないのでしょうか。本項では他社が販売している同価格帯の白衣と比較したときの、生協プライベートブランドの白衣の特徴についてレビューしていきたいと思います！

　私が所有しているEC8000は男性用シングルタイプです。現在販売されているバージョンはIPM8500という型番のようです。生協の白衣は組合員から寄せられた意見をもとに改良を重ねているので、現在販売中の白衣とは細かな仕様が違っているかもしれません。ですので参考程度にご覧ください。

特徴

　コープ白衣は、角のある襟、左胸ポケット、左右腰ポケットを備えた、スタンダードなロング丈の白衣です。男性用女性用それぞれにシングルボタンのもの、ダブルボタンのものがあります。最近の大学生の体型に合わせて長め・大きめに作られている点が特徴です。

　男性用はバックにスリットが入っており、足さばきのし易さ（歩き易さ）向上に貢献しています。

　シングルタイプは比翼仕立てになっており、ボタンを留めると隠れるようになっています。ただボタンが掴みにくいため脱ぎ着がしにくくなっている点はデメリットです（コープ白衣に限った話ではありませんが）。ダブルタイプは前を閉じた状態でもボタンが露出しているので特にこだわりがなければダブルタイプを選択するのが良いでしょう。W型などと表記されて販売されていることが多いです。

　第１ボタンは内ボタンがついており、これをきちんと留めることで胸元が崩れることを防ぐことができます。これは他社製の比翼仕立てシングルタイプの白衣と同じですね。

サイズ

　サイズは以下の通り（単位はセンチメートル）

　男性用ミドルサイズを例に他社製品と比較してみます。

　こうして比較してみると一般的な診察衣よりも大きめに作られていることが一目瞭然ですね。主に実験の際に着用することを想定しているので、私服の上から羽織ったときに窮屈にならない設計がなされているのでしょう。身長がサイズの目安として表示されていますが、ワンランクサイズを落としたものを選ぶとちょうどいいかと個人的には思われます。

色

　コープ白衣の最大の特徴と呼べるのが白の発色具合です。コープ白衣のカラーラインナップには現状ホワイトのみが採用されているのですが、これはそもそも化学実験時に白衣を着る目的の一つに「色変化を利用した試薬を仕様する際に白衣の色を基準としてデータ測定が出来る」というものがあります。このメリットを活かせるように「白」にこだわって開発されたのがコープ白衣というわけです。

色比較のために同じ素材（ポリエステル65％、綿35%）の白衣を並べてみましたが、他社製品に比べてコープ白衣の方が蛍光ホワイト感が抑えられた白になっていることが簡単に見て取れます。

袖

　コープ白衣の袖口はゴム袖仕様です。薬品から肌を守るため安全性を追求した設計になっています。

価格

　気になるお値段は、組合員価格で税込み 3,080円 となっています（2020/06/14現在）。白衣の中では標準的な価格設定と言えるでしょう。大学生活は教科書代などが嵩むと結構お金が飛んでいきますので、支出を抑えたい方は中古品にはなりますが、メルカリなどのフリマアプリで購入するというのも手です。1,000円前後で出品されているのを多く見かけます。UNIV. CO-OPと書かれた首元のタグが目印です。

参考：コープ白衣公式サイト